手すり

おれブログかく。

おふろ

 今日で、六日間お風呂が壊れています。

 スイッチを押して、電源が入るはずが、パイロットランプが点きません。圧倒的な沈黙を保っています。


 最初のうちは、「お風呂が壊れてて、銭湯通い。」というのが面白くて、よろこんで銭湯に通ってました。



 最初に行ったのは、近所の銭湯。

 小さなボディソープと、大きなシャンプーを持って、歩いて5分。


 風呂場に入ってみると、数人のお客さんがいました。その中の一人の鼻歌がとてもボリュームが大きい。

 体を洗いつつ、その歌に聞いていると、なんとなく、不思議な歌であることに気づいて、耳をそばだてました。


 反響がすごくて、明確に聞き取ることができませんでした。


 そのうちどうやら、中近東の人らしいとわかり、歌っている歌も、そっちの国の歌のようでした。


 サウジアラビアか、イランか、イラクか、わかりませんが、日本という遠く離れた土地で、銭湯に入るというのはどんな気分なんでしょうか。


 感慨深くその歌を聴きながら、湯船に行くと、後から歌を歌っている人が湯船にやってきました。


 私が入っていた風呂は、二つある浴槽のうちの、温度が低いほう。後からきた彼は、もうひとつのほうに足を入れました。


 その瞬間、「あちっち」と、言ったのです。


 「あちっち」って、日本語だと思ってたのですが、違うのでしょうか。


 それとも、あのルックスで、日本人なのでしょうか。


 不思議。