手すり

おれブログかく。

というわけで、肌寒い土曜日に水族館劇場の「Noir  永遠の夜の彼方に」を観てきたのだ。
なんとなく水っ気の多そうな感じだったので、バッグに一本タオルを入れていった。何の用心なのかは自分でも分からない。こういうよく分からないものにはid:kawa_kkoを道連れにしがちだが、今回もそうで、やつはえらい薄着で来た。しかもパナマ帽だ。ちゃんと言ってやればよかったかと思ったけれど、遅いので黙ってた。

曇り空に小雨の中、小屋は妖怪城さながらで、それなのにEryka BaduのAmerykahn Promiseがかかっていてふしぎだった。トイレにいっておこうと裏に回ったら出番を待っている役者さんたちがいて、なんか会釈をしてしまった。
7時の開演時には、まだ客席に入らない。小屋前の写真館のセットで一幕やるのだ。鮨のまえの刺身みたいだ。

そのあと、整理券に沿って入場。座れば隙間風が身に染みる。化繊の毛布を借りてひざ掛けにして、身を寄せ合う。

内容については、まったく無案内なので理解できるか不安だったが、ドラマ色の強い演目だったようで安心した。黒ダイヤとか孤島の隔離病院とか。いや、隔離してなかったかな。演技のコッテリ具合も世界観も、ちょうど良くてたのしかった。見せ場はやはり水だった。水加減が大事。
さらに言えば、みんなでがんばってやってるんだなーというのも垣間見えて、それもまた良かった。またみたいね。