手すり

おれブログかく。

よく考えたら、そもそも親知らずを抜くことになったのは、歯医者に行ったから。なぜに歯医者に行ったか。

それはある朝突然歯ぐきから大量の血が出て、枕が血に染まっていたからであった。まじでびびった。ほかの人に聞いてもそんな経験は無いらしく、おそるおそるインタルネッツに聞いてみても現実味の無い恐ろしい病気ばかりでよくわからない。とりあえず歯医者に行くと、わからんけど親知らずがすごいね的なムードになった。

その日はすぐ返されたけど、次回の予約をすることになってて、次回は少し時間かかりますからといわれてしまった。親知らずを抜くと明言されなかったし、こっちから聞くのも怖かったのでそのまま予約。でも頭の中は「でも、それって、そういうことなのよね。」と「今日、家に誰もいないんだけど、遊びに来ないかといわれた女の子」的思考が頭を回った。

それで先週の土曜は朝の予約にあわせて早起きして、念入りに歯を磨いて勝負パンツはいて、髪の毛リーゼントにして愛車のピンクのコルベットを全開にして(でもメガネ)徒歩2分の歯医者に行った。

真横に生えた親知らずは削らないと抜けないからと、結構な時間を要して抜かれた。抜けた親知らずをまじまじ見てると歯医者さんがお持ち帰りもできるといったので、テイクアウトプリーズした。

家に帰って親知らずをまた見てみると、とても所在のない形をしていて、なんか哀れというか、不思議な気分になった。でも、たぶん後の3本も抜くから、寂しい思いはさせずに済むと思う。4本あればトントン相撲でもやればいい。