ライブ盤(1)
1975年、マイルスデイビスの大阪公演を収録。
この公演は、一公演で、一曲。2枚、3曲となっていますが、エンジニアが切り、エンジニアが曲にタイトルをつけています。
聴いてみると、まずはかっこいい。で、次にくるのが不気味さ。聴いているとどんどん気味の悪さが増してきます。
暗闇の奥に何かの気配を感じ取ったとき、その暗闇から目をそらすことができないのと同じ様に、意識が音へ集中していきます。
すべてのパートの音が指で掬えるようです。しかもそれらの一つ一つが獰猛に息づいてます。
もう、ジャンルとか、どうでも良くて、ひとつの体験として、この演奏は、自立してます。
最近、ガツンと来る音楽に出会っていない方、是非どうぞ。
※to be played at maximum volume .