さきたま古墳群と利根大堰
家族はたまに思いも寄らないことを言い出すもので、例えば今回みたいに古墳を見たいとおくさんが言い出して、子供がそれに賛成するとか。埼玉県にはさきたま古墳群という古墳公園があって、古墳がある。そこに行ってみたいと言い出した。おれは小学校の頃に父親に連れて行ってもらったきりで、それ以来興味もないから行ってない。さきたま古墳群に行きたがる人に初めて会ったし、それが自分の家族であることにも少し驚いた。
それと、利根大堰。浦和には見沼田んぼという干拓地があるんだけど、そこに水を供給しているのが見沼代用水で、その取水口が利根大堰なので見に行こうということになった。しかも見沼代用水は元荒川の下を流れている。つまり川の立体交差があるのだ。アツい。実はこの秋の台風と、見沼田んぼ関連のイベントの影響で、我が家は空前の治水ブームが来ている。
寒くなるとどちらも行きたくない観光スポットナンバー1、2なので早速決行する。吹上駅でニコニコレンタカーを借りて、ドライブとする。天気が良かったので助かった。古墳公園は特に古墳以外に何がある公園でもないので、実際行ったらおくさんと子供はがっかりするのではと思ったけど、問題なく楽しんでいたようだ。何が面白いのかわからないけど、いそいそと古墳に登っては周りを見回していた。
おれは10キロを超えた次男を抱えて、前方後円墳と方墳を登り降りしたもんだから足が筋肉痛になった。古墳ナメてた。
下の古墳の写真は長男が撮った。5歳児のくせに自分用のデジカメがあって、いつも電車やプラレールや次男のちんちんの写真を撮っている。5歳児は視線が大人より低いので、いい感じに撮れる様子。
昼ごはんは埼玉の生んだソウルフード、山田うどんに家族を連れて行く。ここもおくさんが興味を持っていたので連れてこれて良かった。財布にも優しいし。次男も長男もお子様うどんセット。もりもり食べてたのはお腹が空いてたのか、埼玉ソウルフードの実力か。
おれは中学校の時に学校帰りによく食べてたんだけど、全く味を覚えてない。こんな味だったような気もするし、当時よりも美味しくなってる気もする。
食後は利根大堰を見に行く。
https://www.water.go.jp/kanto/tone/live/livecam.html
ここは水が流れているだけで、まあ、流れてるな、ってな程度だけど、唯一の見所が魚道で、鮭の遡上が運が良ければ見られるという。期待せずに見に行ったら、一匹だけシャケが泳いいるのが一瞬見えた。ほんの一瞬の出来事で、長男に見えてなかった気もしたが、見えたと言っていた。ほんとかな。
道中、うどん屋さんが何軒かあった。いつか北関東うどん巡りをしたいんだよな。
この写真は、息子がデジカメのミラーモードで撮ったおれの写真です。
会津若松ゆき
しごとがちょっと落ち着いたので有給休暇をもらって、長男と二人で会津若松に旅行とする。
長男は未就学児で電車がタダなのと、二人なら宿代も安いから気安く行けるのが良い。
子供二人が電車好きなので、我が家の旅行は電車を決めるところからいつもスタートする。今回は東武鉄道の新型特急リバティと、そこから直通の野岩鉄道、それと会津鉄道に乗ることを目的とする。
前日の夜、支度していて上下真っ赤の服を選んだのでなんでか聞いたらアメリカザリガニをイメージしているとのこと。着替えは上下茶色で、ニホンザリガニをイメージしているらしい。
当日、上州名物焼きまんじゅうを朝食に食べて、アメリカザリガニと出発。ちょうど会社に行くのと同じぐらいの時間で、逆方向の電車に乗るのがたのしい。
9:30に春日部から東武鉄道リバティ乗車。社内は満席で、となりはタイ人の女性でフライドポテトを食べていたが、下今市で降りた。それ以降はどんどん空いていって、鬼怒川温泉以降はガラガラだ。終点の会津田島に12:30頃。3時間。けっこう疲れる。
すばらしいのはこの会津鉄道からの眺めであった。紅葉シーズンのしっぽに間に合ったようで、紅葉のトンネルをずんずんと進んでいく。先頭のかぶりつきからの景色は最高で、やはり単線のディーゼル路線は先頭からの景色が素晴らしい。
この写真の1024倍良いです。来てよかった。と心から思える景色。
会津若松では特に観光はしなかった。会津若松はやはり歴史の街なので、5歳児にはまだ早かったようで、早めに宿に入り、ラーメン食べて寝た。
2日目、も元気に電車活動。
会津鉄道のお座トロ展望列車に乗るべく、昨日乗った会津鉄道を往復。
塔のへつりという名所に行って、一応紅葉を愛でたものの、怖いからという理由で吊橋を拒絶、電車の写真を撮る5歳児。
帰りのトロッコ列車でテレビの取材に出くわして、社内を自由に見て回れなかったことに憤慨する5歳児。
駅以外はホテルしか行ってないけど、5歳児が満足したそうなので、良しとする。
街の至るところで見た「あいづっこ宣言」。3番が怖い。
次回は年始に青森に行く予定。
ずかん
連休に家族で近所にでかけたんだけど、別行動のおくさんとの鍵のやり取り間違えて、むすこ2人と家に入れない状況になってしまった。しかたないからタリーズで時間をつぶすことにしたけど、ただ行っても持たないから、本を買ってあげることにした。
長男は図鑑が好きだから「水の生き物」というのを選んだ。スベスベマンジュウガニとかが載っている。次男はまだ自分で選べないから、ベビーブック。アンパンマン指差して、「まん」。ドラえもん指差して「もん」。
気づいたんだけど、長男が買った図鑑、オールカラーなんだけど2,000円で、えらい安いなと思った。
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発行部数が多いからなのか、子供向けだからなのかわからないけど、これで2,000円ってかなりお得ですよ。ふと使ってしまう小銭をちょっと我慢すればこどもに図鑑買ってあげられるんだということに、気づいたのであった。あとスベスベマンジュウガニは有毒らしい。
ブッダ。ブッダだろ。
今週のお題「好きな漫画」
土田世紀の漫画がすきでとくに「俺節」が最高なんだけど、きっとみんなが褒めるだろうからそれは置いといて別の漫画について書く。
手塚治虫の「ブッダ」だ。手塚治虫は有名だけど、「ブッダ」を褒める人にあったこと無いから俺が褒めよう。
よい。とてもよい。
何が良いかと言われると、「面白すぎない」というのがこの漫画の良いところなのだ。面白い漫画はたしかに数あるけれど、そういう漫画は味が濃いから、繰り返し読もうという気にならないという欠点もある。その点、「ブッダ」おもしろすぎないから、読んで半年も経つと内容をいい具合に忘れる。
現に本棚にブッダがそろってそろそろ20年ぐらいになるけど内容をあまり覚えてない。ブラフマン、ダイバダッタ、タッタ、ミゲーラ、スジャータ、アヒンサー、デーパ、コーサラ国のルリ王子。・・・けっこう覚えてるもんだな。
まあ、でも途中の巻から読んでもあー、そんなのあったなあ、って、昔のアルバム見るみたいな感じで読める。しかもブッダの人生がすごすぎるからとくに教訓も残らない。こういう、読む前と読んだあとでまったく人生が変わらない漫画が良いよね。