手すり

おれブログかく。

仕事が忙しくて、冬物のスーツがないまま11月になった。それは困るのでいろいろ調べてみると、東急の本店で安売りをしているらしい。この手のセールはどのデパートも10月あたりにやっているのだけど、行く暇がなくて今になった。以前に松屋銀座のセールに行ったら殺人的に混んでいたので、今回は開店に合わせていくことにした。11月の朝日のまぶしい中、渋谷に行ったのだ。
勢い込んで行ったものの、お客さんはほとんどいない。数年ぶりにすべての店員のオープニングいらっしゃいませ攻撃を受けながら会場に行った。会場もガラガラだ。もうちょっとがんばれよ東急。
スーツ選びにかかるも、サイズがない。選択の幅が少ない。大きなセール会場なのに、5着ぐらいしかないし、黒とチャコールしかない。同じに見える。まあ、どうでもいいのだ。会社用だし。適当に選んで当日の直しを頼んだら、1時間後に来いとのことだった。

行くところがないのでとりあえず富士そばでそばを食べる。玉子が60円と高額なのと、いつも演歌がかかってるのがいやなので、あまり行きたくないけど仕方ない。その後で東急ハンズに行った。で、折りたたみ自転車を買った。衝動買いだ。折りたたんである状態のを指さして、「これください」と言ってしまった。試乗もしてないし、折りたたみ方の説明も受けていない。指一本触れてない。ベージュ、白、水色の3色あるらしいが、店頭には白と水色の2色しかない。ベージュが格好良い気がするが、在庫がないので水色を買った。少し待って取り寄せるとか、安い店を探すとか、そういうことができない。俺は我慢できない子なのだ。

30分で防犯登録をすると言うので、こんどは東急本店に行ってスーツを受け取った。それで戻ると自転車が乗り出せるようになっていた。店員さんも気を利かせて「折りたたみ方は、よろしいでしょうか」と言ってくれたのだが、「ああ、さっき見てましたので結構です」と、言ってしまった。見てないのに。早く乗りたいのだ。
自転車なんて簡単だと思っていたが、乗り出してみると結構よろける。タイヤが小さい上に、スーツを持っているからバランスが難しいのだ。しかも変速機がない。そんなことも確認しないで買っているとは、我ながら呆れる。

渋谷から神楽坂まで、50分ぐらいかかった。その途中で4回死にそうになって、10台近い自転車に抜かれた。一度はスーツを落として、それを拾っている間に自転車が倒れて、歩道のプランターにハンドルが突き刺さった。結局、折りたたみ方がやっぱりよくわからない。家の中で置き場所が決まらない。でも買って良かった。