手すり

おれブログかく。

最近は海外文学に当たりが多いです。河出書房の全集が出てるせいかな。でも、今日のはまた別だ。

ミスター・ヴァーティゴ

ミスター・ヴァーティゴ


すばらしい。
出てくる人物は少ないけれどその分丁寧に描写されていて、すべてのキャラクターの存在や感じ方がひしひしと伝わってくる。おとぎ話だからこそ、そこで語られる教訓は陳腐だけれど、そこまでの展開は力強い。
出張帰りの飛行機は席がアテンダントの向かいだったのだけど、これを読んでいて、泣きそうになって困った。