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id:noguchi8:20060704 に感化される形で書いた。
ペンギン担当の飼育係吉田はえさをバケツに持ってペンギン舎に入る
ペンギン:「あ」
吉田:「やあ。食事。」
ペンギン:「今日は何ですか?」
吉田:「サバとアジだね。」
ペンギン:「最近、イワシがありませんが」
吉田:「イワシは最近高いんだよ。しばらくは食べられないんじゃないかな。」
ペンギン:「そうですか。まあ、ください」
吉田はバケツを床に置き、中からアジを取り出す。ペンギンは一飲みにする。
吉田:「うん、でもまたそのうち、安くなるよ。そうしたらいっぱい食べられるよ。」
ペンギン:「ですかね。楽しみにしてます。永田さんはいつもサバばかりで、食傷気味でした。もう一つ、アジを。」
吉田はバケツの中からアジを渡す
吉田:「彼はペンギンは不慣れだからね。」
ペンギン:「やはり吉田さんでないと。お父さんはもう大丈夫なんですか?」
吉田:「うん。少しやせたみたいだけど。見舞いに行ったら大きな中華まん食べてたよ。こんな」
吉田、両手で中華まんの大きさを作る
ペンギン:「それは何よりです。心配しました。」
吉田:「おかげさまで。まだ食べる?」
ペンギン:「いえ。ごちそうさまでした。」
吉田は立ち上がりで入り口へ向かう。
ペンギン:「最近は時間が、日が伸びたからよくわからなくて困ります。」
吉田は足を止めて振り返る。
吉田:「うん。夏だね。」
ペンギン:「こんどは中華まんというやつを持ってきてくれませんか?」
吉田:「できたら。じゃあ。」
吉田はで入り口から出て行く。