手すり

おれブログかく。

 今日の湿度は、まるで水の中にいるようで、空の色もそんな感じになっていました。空気が顔にまとわりついて、包まれている感じがします。

 大きな通りには横断歩道がなく、毎日車が来ないことを見計らって渡っています。朝の通勤時には、けっこうな人がそうして道を渡るので、脇から見るとちょっとした光景かもしれません。強い日差しの当たる道は、ビルも首都高も輪郭を強くして、とげとげしいぐらいに、その色が強くなっています。そうした景色のなかを、純粋に灰色のアスファルトの上を、真っ白いシャツや、パステルカラーのサマーニットとか、きれいな色の服を着た人たちが、急ぎ足で、道を横切るのです。