手すり

おれブログかく。

 運動など、ほとんどしないのですが、唯一好きだといえるのは、水泳です。今でも暇があれば自転車をこいでプールまで行って、1時間に満たないぐらいですが泳いでいます。

 水着に着替えて、プールまでの通路を歩くときは毎回、自分の中である種の感情が起こってきます。
 
 それは、一つはおそらく緊張感というか、プレッシャーのようなものです。水着姿という心もとない姿で、メガネもなく、プールに向かうというのは、かなり心細いものです。しかし、その一方で、自分が一応の自信を持つ水泳を今から始めるという高揚感があります。

 どちらの感情も水泳を習い始めた幼い頃から自分の心のどこかにストックされているのだと思います。プレッシャーと高揚感が、塩素のにおいが鼻を突くときに一気に体の中で化学反応を起こして、全身に伝わって、つま先から頭のてっぺんまでを突き上げます。

 貴重な感覚です。

 水泳自体よりも、プールへ向かうあの通路。