猫は今日もすずめを獲る。
実家に帰ってお手伝い。
ついでに見せてもらったのは両親が入る予定のお墓でした。できたのを自慢したがる父親と、敷地内の墓地まで、犬と一緒に見に行きました。
道中は舗装されてきれいになりましたが、樫の木はそのままなので、ものすごい数のどんぐりがころころしてます。
両親ともに簡素を好むため、図らずもモダンなお墓ができていました。石塔もなく、墓誌もない。ただ供物台とそれを支える柱が献花台を兼ねるだけの、すっきりとしたお墓でした。
父親の自慢は広い墓室で、石屋さんが当初作ったものに文句をつけ、倍以上に広げてもらったそうです。
「どうだ広いだろ」と、頼みもしないのにあけて見せてくれた墓室ですが、普通の広さを知らないので、
「広いね、たぶん。」といっておきました。
犬は鼻先でどんぐりをつつき、墓室をのぞいて臭いをかいでいます。
両親の墓を見る歳になって、学生のときに飼っていた猫は大きくなって、実家といえども、すべては進んでいるようです。ふがふが。