絵本が面倒くさい。
こどもに本を読んであげることがある。寝かしつけの時とか。このときに、絵本を読むのが苦痛でしょうがない。音読するのはめんどうくさいし、大体、繰り返して読んでるものだから新鮮味がない。さらに話がつまらない。キリンの飼い方だとか、どうでもいい。だから毎晩、のりもの図鑑とか、話のないやつにして適当にごまかしてる。
おくさんは一方で、連日連夜ののりもの図鑑に参っていることもあって、もっと絵本を読もうとむすこを説得しているようで。確かに通勤列車の型番を繰り返し読まされたり、コンテナヤードの写真指さされて一個一個のコンテナに何が入っているのか問い詰められたりするのは、さぞ辛いだろう。
子どもが同じ本を繰り返し読んで、同じ質問をしてくるのは、変化の激しい日常生活に対して、動かないものを確認することで安心を得るためだというのを聞いたことがある。確か、大学受験のときにこんな内容の英文に出くわしたのだ。だから、同じ質問を何度されても根気よく、まるで初めてのように答えることを心がけているのよ。
むすこ本人といえば、のりもの図鑑のほうが嬉しいようで、毎晩開いては同じページで同じ質問を繰り返してる。お父さんはどの飛行機に乗ったことがあるのか、なぜこの飛行機はこっちをむいているのか、この電車のレールは狭いのか、広いのか。電気機関車には「金太郎」と「桃太郎」という愛称のものがあるので、そのページではそれぞれの歌を歌うことになる。絵本のときは、よそ見してあくびしたりして、あまり興味なさそうにしてる。ときには最後のオチのページまでいきなりスキップして、「おしまい」。おれの教育が行き届いている。
毎晩この本。
乗りもの 鉄道・自動車・飛行機・船 〔改訂版〕 (小学館の図鑑 NEO)
- 作者: レイルウェイ・ピクチャーズ,小賀野実,横倉潤,木津徹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/03/29
- メディア: 大型本
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寝るときに、本を持って来るように言うと、重たそうに毎晩これを持ってくる。