手すり

おれブログかく。

ジムジム

おじさんになったから、スポーツジムに通うことにした。家から歩いて20分ぐらい。自転車に乗れば10分切るけど、乗らない。なぜならば、駐輪場に停めるにはスポーツジム謹製の、最高にダサい駐輪場利用者ステッカーを自転車に貼らないといけないからだ。嫌すぎる。だから歩いていく。

腰痛には腹筋を鍛えないといけないと聞いた。だからヘンテコマシンに体を預けて引っ張ったり、持ち上げたりしてる。

 

それに飽きるとプールに行って泳ぐ。気をつけないといけないのは、いつプールに行くか。時間によっては、子供向けの水泳教室をやっていて、その脇を泳がないといけない。それの何が問題かというと、お母さんが子供の水泳教室を見に来ているということだ。お母さん方の監視の中、泳ぐというのはあまりやりたくない。あの人溺れているのかと思ったらバタフライのつもりなのね、とか、となりでダサいフォームで泳がれるとうちの子のフォームが乱れるわ、とか、ストロークの回数が安定してないあのおっさんはきっと会社でもうだつがあがらないに決まっているわ、とか。いくらでも書けるな。

 

だから遅い時間に行ったりすると、あまり人がいなくて快適だ。ウォーキングのコースでおばさんがひとり、ムーン・ウォークみたいな動きを続けていて、その脇を泳ぐのは問題ない。唯一は、シャワーの温度調節がF1マシンのステアリング並みにシビアということで、もうちょっと温かく、とおもうといきなり熱湯が出てくるから死ぬ。逆に回すと水が出るから死ぬ。

 

ちなみに、入会する前に評判を確かめようとネットをみたら、ある人がプールに行くのに水着で階段を行かないとたどり着けないのに文句を言っていた。甘いな坊や。豊島区のプールで水着でシースルーエレベーターに乗ったおれは、もうそのくらいでは動じない。あれはすごい経験だった。女の人と二人で乗りあわせたことがあるけど、うっかりおれはゴーグルしたまま乗ってしまったので、この人オレのこと怪しいと思っているんじゃないかなと思ったし、きっとこの女の人も、この人私がこの人のこと怪しいと思ってるんじゃないかと思ってるんじゃないかなと思ったりして頭がおかしくなりそうだった。

 

まあいいや、それで、この週末にはついに、スタジオデビューを飾った。スタジオではいろんなプログラムがあって、ヨガとか、ピラティスとか、バレエとか、ズンバとかやってもいい。とりあえずピラティスとヨガを足したようなのがあったから、試しに参加した。音楽に合わせてヨガとかピラティスのポーズをキメるのだ。つらい。腹筋と背筋と足と腕が悲鳴を上げている。バオー。隣の人に悲鳴が聞こえてないか心配になるほどだ。しかも音楽がテイラー・スウィフトというのもつらい。それでも、生きてゆく