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実家に帰っていた。

用を済ませるはずが、何もせず帰ってきた。

実家には猫が一匹増えた。なまえは「みかん」。彼女（めすだ。）はちぐはぐな柄のねこで、くろとしろとあかとらが混ざっていて、めっぽう見苦しい。まるで張り合わせた毛皮のコートを着てるみたいだ。おなかは白い。そこはきれいだ。尻尾は先っぽが折れ曲がっていて、鉤の手になっている。それも見苦しい。

まだ子猫なので、すべてが珍しいらしく、きゅうりに飛び掛っていた。あほだ。

今はまだ子猫だけど、そのうちふてぶてしくなって、ねっころがって動かなくなる。それまで実家にいたらいい。

写真を撮ったけど、全部ピンボケ。