ずかん
連休に家族で近所にでかけたんだけど、別行動のおくさんとの鍵のやり取り間違えて、むすこ2人と家に入れない状況になってしまった。しかたないからタリーズで時間をつぶすことにしたけど、ただ行っても持たないから、本を買ってあげることにした。
長男は図鑑が好きだから「水の生き物」というのを選んだ。スベスベマンジュウガニとかが載っている。次男はまだ自分で選べないから、ベビーブック。アンパンマン指差して、「まん」。ドラえもん指差して「もん」。
気づいたんだけど、長男が買った図鑑、オールカラーなんだけど2,000円で、えらい安いなと思った。
[新版]水の生物 DVDつき (小学館の図鑑 NEO) (小学館の図鑑NEO)
- 作者: 白山義久,窪寺恒己,久保田信,齋藤寛,駒井智幸,長谷川和範,西川輝昭,藤田敏彦,矢吹彬憲,土田真二,加藤哲哉
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2019/06/19
- メディア: 大型本
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発行部数が多いからなのか、子供向けだからなのかわからないけど、これで2,000円ってかなりお得ですよ。ふと使ってしまう小銭をちょっと我慢すればこどもに図鑑買ってあげられるんだということに、気づいたのであった。あとスベスベマンジュウガニは有毒らしい。
ブッダ。ブッダだろ。
今週のお題「好きな漫画」
土田世紀の漫画がすきでとくに「俺節」が最高なんだけど、きっとみんなが褒めるだろうからそれは置いといて別の漫画について書く。
手塚治虫の「ブッダ」だ。手塚治虫は有名だけど、「ブッダ」を褒める人にあったこと無いから俺が褒めよう。
よい。とてもよい。
何が良いかと言われると、「面白すぎない」というのがこの漫画の良いところなのだ。面白い漫画はたしかに数あるけれど、そういう漫画は味が濃いから、繰り返し読もうという気にならないという欠点もある。その点、「ブッダ」おもしろすぎないから、読んで半年も経つと内容をいい具合に忘れる。
現に本棚にブッダがそろってそろそろ20年ぐらいになるけど内容をあまり覚えてない。ブラフマン、ダイバダッタ、タッタ、ミゲーラ、スジャータ、アヒンサー、デーパ、コーサラ国のルリ王子。・・・けっこう覚えてるもんだな。
まあ、でも途中の巻から読んでもあー、そんなのあったなあ、って、昔のアルバム見るみたいな感じで読める。しかもブッダの人生がすごすぎるからとくに教訓も残らない。こういう、読む前と読んだあとでまったく人生が変わらない漫画が良いよね。
受験生(42歳サラリーマン)
今日まで10日間ぐらい、おくさんはこども二人を連れて実家に帰っていた。理由はおれが受験勉強をしたいと言ったからで、その受験というのはIPAのシステムアーキテクト試験なのである。去年も実は受けていて、不合格であった。試験は4つ科目があり、午前1、午前2、午後1、午後2とある。午前はマークシートのクイズ問題、午後は記述と論文試験。無事合格の暁には、会社から資格手当がもらえる。やったね。裏を返せばそれなりに難しい試験というわけである。そして今日が試験なのであった。毎年10月の第3日曜日で、この日は同じく毎年宅建と被っている。実はどちらを受験するのか、ちょっと迷ったのだ。なぜかといえば、最近のカミンスカス操を代表とする地面師の活躍から、不動産業会が面白く思えて、宅建とったらもっと楽しめるのではないかと思ったからだ。実際に参考書を1冊買ってある。
とはいえ、システムアーキテクトの方は中途半端にできないし、昨年の成績で午前の1科目が免除になっていることもあり、妥当に受験する運びとなった。で、久しぶりの一人暮らしで受験勉強というシチュエーションに遭遇し、勉強に過剰に集中した。ベンキョウタノシイ。オレ、ベンキョウスル。気晴らしには家事を積極的にやった。先日ブログに書いた通り、庭をいじり、やかんを重曹でこすり、カレーとワンタンとトマトソースを作り、冷凍した。そのほかにはついカッとなってアマゾンで本を買った。
Newtonライト『古代エジプトのきほん』 (ニュートンムック)
受験会場は大学で、宅建と同じ会場であった。入り口には宅建の看板しか出てないから、間違えて宅建に申し込んだのではないかと一瞬焦ったが、そんなはずはない。恐れずに会場に入ると、隅っこに紙が貼ってあった。宅建とは違って、おっさんがたくさんいた。斜め前のおっさんが面白くて、昼ごはんにカップラーメンを持ってきていた。目を疑った。おっさんは午前の試験が終わり、監督が解答用紙の枚数を確認している沈黙の最中、すでにカップラーメンを取り出し、机の下でビニールを剥がし始めてベリベリベリと爆音を立てていた。そしてその音に自分で驚いて、慌ててカップラーメンを机の下に隠していた。昼休みになり、お湯はどうするのかと他人事ながら心配してみていたら、なんと荷物から普通のペットボトルを取り出して、そこから水を注ぎ始めた。おそらく水でふやかしたところを食べるつもりなのだろう。知識として水でもできるというのは聞いたことがあるが、試験の昼休みにやらなくても良くない?システムアーキテクトという資格の恐ろしさを垣間見た。おっさんはカップラーメンを手に持って外に出て行ったので実際に食べるところを見られなかったのが残念。
で、大事な試験の手応えは、まあ、受かるかもしれんし、そうでないかもしれない、と言った感じで、おくさんにもふんわりと見通しを告げた。受かってたらいいなあ。
試験は夕方に終わり、おくさんと子供が新幹線で戻ってくるのに品川で合流した。下のむすこがなんか、知らんおっさんを見るような目でおれのことを見ていたので、自己紹介をして、一緒に家に帰った。
ビーズ
いきなり思い出したので書いておく。
中学生の時に、一度だけ、「中2コース」という雑誌を買ったことがある。この雑誌は今でもあるのかわからないけど、定期テスト対策や恋の悩みとか、その世代の学校生活に即した記事が載った月刊誌だったと思う。それを読んだ時に衝撃を受けたのが読者投稿コーナーだった。雑誌の事件はいつも読者投稿のコーナーで起きるよね。
投書は女性で、おそらく中2なんだろう。主張は以下のような内容であった。B'zについて。稲葉さんばかりが人気だが、B'zの音楽は松本さんあってのもので、稲葉さんばかりがもてはやされる現状は認められない、皆もっと松本さんを評価するべきである。という趣旨で、もっとカロリーの高い言葉が使われていたと思う。
それを読んで、めちゃくちゃ笑って、今でも年に1回ぐらい思い出す。
きっと稲葉人気へのジェラシーなんだろうけど、何でまた彼女は松本方面に行ったのか、その分岐点(?)はどこにあるのか、思い出すたびに不思議に思う。
ちなみにそれを読んだ時におれはまだB'zを知らず、ビーゼットだろうかと考えていたのだが、別の機会に「ビーズ」だよ、と名うてのヤンキーに教えてもらった。
庭
うちはマンションだけど一階だからちょっとだけ庭がある。放っておくと草ボーボーになるからどうにかしないといけない。
おくさんはたまにトマトとか植えてたけど全く世話をしないからトマトもボーボーになって、最後に抜くのはおれがやる羽目になる。そんな中、おくさんが逆転満塁ホームランを打ったのが去年。某園芸用品やさんの懸賞に当たって、プロによる庭全体のガーデニング一式を手に入れたのだ。プロがうちにきて、現地を調査し、花壇から何から何まで無料でやってくれると言う。そして現実に草を抜き、花壇を2台も作り、鉢植えを置き、花で我が家の庭を満たしていった。見違えると言うよりもそれはほぼ別の庭になったぐらいのインパクトで、隣の住人も驚いて自分たちの庭を慌てて手入れするほどだった。比較されるのが嫌だったんだろう。
しばらくはその恩恵に預かっていたけど、それも半年ほどで、手入れの仕方がわからないから、ずっと維持することはできなかった。またおくさんはプチトマトを植えて、野放図に伸びた中からを数回収穫して終えた。
おくさん庭に対して自分で手を動かす気持ちはないようなので、おれが手入れをすることにした。もう何をして文句を言われないのだ。とりあえず枯れたものを引き抜いて、伸びすぎたものは切り戻しをした。そう、何を隠そう「切り戻し」というのも今まで知らなかった。確かに伸びすぎるもんね。
次には枯れたものを廃棄して空いたスペースに新しいメンバーを追加する。というわけで園芸店に買い出しに行く。なんとなく想像がつくけど、園芸店というのは郊外にありがちなので、行くのがしんどい。なぜならばうちは車がないからだ。結果、自転車で行くことになる。一度は1歳半の下の息子を載せて行った。ヤツは自転車に乗るなり寝はじめて、園芸店についても寝てた。仕方がないのでヤツを肩に担いで、園芸店で買い物をした。つるバラ、ジャスミン、コキア。知識がないから、適当に買う。いつ咲くのか、咲かないのか、強いのか、弱いのか。全部適当。そんなことをやってどうにか庭の空きスペースを埋めた。
ひとつ、大きめの植木鉢があって、かつてはパンジーがぎっしり植えられていたがすべて朽ちた。それを埋めようと初めて寄植えに挑戦した。白に紫縁のトルコキキョウになんか白い葉っぱと、薄紫のセージ。寄植えをして気づいたんだけど、寄植えはすごく恥ずかしい。なんか、自分の作品感が普通の庭より強くて、なんか、めちゃくちゃ恥ずかしいな。
まあ、誰も気にしないと思うから、暫くこのままで行くけど。
でも、おかげで毎朝庭を見るようになった。植えた草木の様子も気になるし、もっと庭をかっこよくしたい。