手すり

おれブログかく。

ベーコン

今日は天気が悪いというおくさんの予言を信じて、遠出をするつもりもなく遅く起きた。それでも頼んでいたスーツはとりに行かないとまずいので、自転車で家を出た。ちょっと考えるところがあって、水道橋の金券ショップに行った。フランシス・ベーコンの展覧会、前売り券を探しに行ったのだ。果たしてそれはあって、1200円だったから1枚買った。店員さんに「フランシス・ベーコンの、1枚ください」といったら店員さんが、「あ、はい。ベーコン1枚。」と言ったときの「ベーコン」はきっと肉の方のそれだったが、買えた。

しかしながら、国立近代美術館は竹橋にある。この時期竹橋のあたりは花見客が多くて、もしかすると展覧会も混んでるかもしれない。とりあえず行ってみて、面倒な様子だったら帰ってこようと思った。こういう時、自転車はフットワークが軽くてよろしい。案外空いていて、これなら良かろうと思ってそのまま入場。

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フランシス・ベーコン展

1940年代に活動を開始した(ことにしている)、フランシス・ベーコンの絵は気持ち悪いのですが、とにかく格好いい。四角の中に生身の人間が入ってて、動いてる。70年代ぐらいに書き始めた、高さ2メートルぐらいの三幅対(3枚1セット)の絵がすごく格好いいので、何かの折りには真似をしたいと思いました。例えば、誰かの結婚式に三幅対の写真をプレゼントするとか。すげー面倒くさいと思われるだろうけど。

なんにせよ、クールな絵がいっぱい出てるのでオススメです。デヴィット・リンチとか、そんな感じ。

同時に展示されていたのが、東京オリンピックのデザインワーク。ポスターとか、入場券とか、いろいろ。市川崑監督の「東京オリンピック」も垂れ流し放映されてて、もう少しゆっくり見られる環境だったら見たかった。(ちなみにおれは大阪の万博公園で万博の記録映画を観て、最後の大団円で泣いた男だよ。)

そのあと、日が傾いて肌寒くなったからスーツもらって帰った。