文京区ヘビメタ講座
猫も杓子もブラックミュージックというこのご時世、皆様におかれましては次のムーブメントが何になるかというのが興味をそそるところでございましょう。つぎはヘビメタですよ。というわけで、たいして詳しい訳ではないけれど、今回は残念ながらヘビメタについて飽きない程度に語ります。
では早速。ヘビメタと言えば革ジャンにトゲトゲがついた衣装ですが、それを最初にやったのがJudas Priestというイギリスのバンドです。衣装以外でも、ヘビメタに対する一般的なマナー(金切り声、ヘッドバンキングとか)を作ったバンドです。多分。
おすすめのPVは"Pain Killer"という曲です。トゲトゲ革ジャンに身を包んだハゲが2人のギターを従えて甲高い声で歌うという100点満点のヘビメタです。ギター2人のヘッドバンキングがマジハンパないです。PVはピカピカするので、あかるいへやでがめんからはなれてみてね!
ちなみにこのバンドの曲がサブリミナルメッセージを含むという嫌疑がかけられたことがありまして、一度ボーカルの人が裁判所に呼び出し食らってます。そこでの映像を下に挙げてますが、マッチョなイメージでステージに立っていた人が裁判所で控えめにしているところを見ると、昔好きだったあの人を同窓会でみたらブクブク太ってて見なけりゃよかった。俺の青春返してくれっていうのはこういう気持ちかしらと思います。
Rob Halford (Judas Priest) singing in court
次に紹介するのはIRON MADENというバンド。バンド名は「鋼鉄の処女」という中世の拷問用具からとられてます。この拷問用具は明治大学の博物館にあるようですので、興味のあるひとはどうぞ。言えば貸してくれるかもしれません。
それはそうとIRON MADENもイギリスのバンド。恐怖とか、怪物をテーマにした歌が多いです。アートワークも昔から同じ人がやっているので、どこかでみてるかもしれません。毎回ジャケットがゾンビか怪物なのが微笑ましい感じです。
このバンドのボーカルはミリタリーオタク兼乗り物オタクです。なぜかソビエトの戦車T-34を運転して熱く語る姿がディスカバリーチャンネルで取り上げられていました。
Bruce Dickinson drives soviet tank (russian language)
さらに旅客機チャーターの会社に所属してジャンボジェットを操縦しています。世界ツアーを回るときに自分で操縦してくるなど、オタク加減が突き抜けてます。果てにはクリケットはイギリス代表としての経験もありということで、なんなのこのゴリラ?というかんじです。
PVは"The number of the beast"という代表曲です。いろんなお化けが出てきて楽しい感じなのでロイヤルミルクティーとか淹れつつ、ご家族でお楽しみください。
Iron Maiden - The Number Of The Beast (1982)
というわけで、飽きてきたので本日はこれまで。次回の文京区ヘビメタ講座は講師にリッチー・ブラックモア先生とオジー・オズボーン先生を迎えて「黒魔術がやってきた。ヤア!ヤア!ヤア!」の予定です。うそです。