手すり

おれブログかく。

実家は埼玉の奥地、熊谷でして。そこまで買ったばかりの自転車で帰ってみようと思い立ち、自転車でGO。荒川沿いをずうっと遡上して熊谷まで行くコース。朝の9時に家を出て、荒川に着い時点ですでに10時。正直萎えそうになったが、父親に行くといってしまった都合上、もう行くしかない。川べりは結構整備されていて走りやすい。ただ、自転車道どうしの継ぎ目がよく分からない。周りの自転車の人と、川との距離を見ながら進む。しかし、いつも都内で本屋さんに行くのと同じ格好で出ているのが逆に目立つ。周りの人はみな、きちんとした自転車にきちんとしたサイクルジャージを着て走っている。ラッキョを縦半分に切ったようなヘルメットもきちんとかぶっている。信号待ちで並ぶと恥ずかしい。なんとなく「近所の人ですよ、毎日こんな感じですよおれ」オーラを出してみるもおそらく無駄だったろう。
進んでいくとどんどんのどかな感じになっていく。牛とか。さらに、のどかになるにつれてほかの自転車の人も様子が変わる。イマドキ自転車の人たちから、だんだん農家の人が多くなってくるのだ。前かごに鍬が入ってる自転車とか、さすがに東京では見ないな。怖いか。
土手べりの道は迷わなくてよいが、逆に休憩するポイントに困る。さらに、自販機が無いので、水分補給に非常に苦労した。ペットボトル1本はバッグに入れていたけれど、30分ぐらいで飲みきってしまう。たまたま公園があってそこの自販機で一気に2本買ったりしていた。しかもその公園に着いたときにはお昼過ぎていたので、家族連れの荷物からお菓子が見えていたときには、あまりの空腹に魔が差しそうになった。

そんなこんなで死にそうになりながらも14時半ごろには実家に到着。全長約90キロの冒険でござったよ。っていうか、復路もあったし。死ぬわ。


牛。ザ・土手って感じしますな。


実家の牡丹。ゴールデンウィークって、牡丹がちょうど終わりかけなのよね。毎年ちょっと過ぎたのを見てる。


いつものとおり、なすさんです。自転車の手入れをしているところを様子見に来てくれてます。ペダルに文句があるようです。

復路は翌朝。同じ、9時ごろに家を出て帰宅。荒川の土手でウルトラさわやかな、君に届け的な高校生カップルを見かけたので呪詛の言葉(おれには届かねえよばーか)を心の中で吐いた途端に自転車のチェーンが外れたので、カップルの消えていった方向に謝って出発。めでたく向かい風に悩まされつつも、往路より30分ほど早く帰った。もうしばらく、土手はいいや。