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父親は、たまに電話してくるけれど、いつもパソコンが壊れたときで、漠然とした質問でサポートを要求してくる。今日も、アンチウィルスを入れたら調子悪くなって、それでどうのこうのと、残業だって言ってるのに質問してきた。自分本位な人間なんだけど、それに気づいてからは腹も立たなくなった。
離れて暮らしているのが良好な関係を保つのに非常に良い効果をもたらしているのだと思う。早いところ家を出るべきだと考えた小学校時代の判断は間違ってなかった。でも同じく家を出ているのに兄や姉は、両親と今ひとつ仲良くない気がする。でも嫌ったり口論しているところを見るとそれだけ両親との関係に本気なのが見えるようで、むしろ俺が仲良くないのかと思ったりもする。そういうのは親も感じているようで、中学校のときに父親から、お前は何を考えてるのかわからないといわれたのだ。カジュアルな育児放棄ってかんじ。