手すり

おれブログかく。

 てなわけでセサミストリートの連中のこと。

 初めてセサミストリートを見たのは姉が中学一年生のときだから、私が小学2年生のときです。当時のセサミストリートは英語で放送して、日本語を副音声でやってました。なので英語でしゃべりまくっているのをみていたのですが、わからないなりにけっこうおもしろかったのを覚えています。

 当時はクッキーモンスターが好きでした。やつは本当にケダモノで、クッキーのためならすべてをかなぐり捨てる恐ろしいやつです。しかも食べたはずのクッキーは食い散らかすばっかりに口の中には入らないのです。そんな粗暴で下卑た生物のクッキーモンスターを、そのガタイのよさとあわせて気に入っていたのでした。

 一方、その当時から、エルモにはすこし抵抗がありました。あのかわいらしい声と、いつも微妙にかしげた首に、優等生的な言動と、彼に対しては幼心に違和感を感じていました。たしか姉はエルモのファンだったと思います。

 そのうちクッキーモンスターよりも気になる存在になったのが、グローバーです。

 奴は、要するにアホ役です。大体の役回りでは空回りやずっこけ担当で、オスカーにはしばかれるは、クッキーモンスターには襲われるは、エルモには諭されるわでいいとこなしです。

 でもその容姿は愛嬌があり、やせた体型になで肩というところは他人事とは思えません。一度彼とは酒を飲んでグチを聞いてやりたいです。


 いま、東京メトロのポスターでセサミストリートマペットが出演しています。エルモばかりでなく、足を踏まれる役でもいいので、グローバーを出してやって欲しいものです。